第295回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内
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第四番は強壮な第三番と闘争的な第五番との間の休養(リクリエーション)である。シューマンが「恰(あたか)も二人の北国の巨人の間に立っている清麗なギリシャ乙女」だといったのは当を得ている。録音も余り多くない。トスカニーニの指揮、良くあるNBCではなく、BBCのオーケストラとのレコードを聞きます。
熊本は寒い季節となりました。日差しが出ているときは過ごしやすいのですが、日が陰ると風がある。秋を通り越してしまいそうですが木枯らしは待って欲しい。第295回 蓄音器でレコードを楽しむコンサート(11月25日例会)で聞く曲が、小春日和に爽快な青空を切り開いてみせてくれるベートーヴェンの交響曲第4番です。1937年に発売された時にグラモフォン紙(12月)の批評で、『爽快感は喩えようがなく、持続感が緩むところが一切ないことは傑出している。ベートーヴェンを聞く楽しみを享受できる喜び。弦の力強さと柔軟性は、ここで特に賞賛に値する壮大な記録』とあるレコードです。
ベートーヴェン 交響曲第4番 変ロ長調 作品60
トスカニーニ指揮 BBC交響楽団
録音 1939. 6. 1 ロンドン クィーンズホールにて
レコード盤 米国ビクター 16333A/B – 16336A/B
4枚組8面。それでは、お楽しみください!